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2012/01/31 (Tue) 03:28

陶板

クマ塾にお越しになった方ならご存知かもしれないが、入り口に陶器で作った看板がある。同級生で陶芸家の“巨匠”が作ってくれたものだ。
初夏に入院して、復帰した初日に教室に行ってみると、ネットに吊るしたギターとその陶板が落ちていたと講師に聞かされた。よく見ると四隅のうちの二隅が直角三角に割れていた。私は、ちょっと不思議な気持ちになった。今もその欠片は捨てないで置いてある。

先日、かの巨匠に会いたくなって工房を訪ねた。互いの近況話に花が咲いた。勿論、私の波乱の一年の話の方が多かったが…。自然、その陶板の話になった。割ってしまって申し訳ないなぁという気持ちと、なんだか土偶の役目のような気もするし…。そして、やっぱりこの陶板が割れたことが暗示であったかと思っている。

その話をしていると彼がやおら立ち上がり棚から何かを取り出した。以前、お願いしていたボトルネックであった。もう少し表面を滑らかに…ということでお願いしたものだった。陶器で弦を擦ると柔らかい音になる。ガラスとも金属とも違う音色。。。

ただの粘土が彼の手の中で手品のように器になる。それはえもいわれぬ美しさである。あのシェイプが到底できないから、私は見る側に回ってしまうことにしている。

そのうち、注文で抹茶碗を発注み(たのみ)たいものだ…^_^;
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Trackback(-) comment*0 | 一筆示し参らせ候
2012/01/30 (Mon) 02:04

わったん

閉鎖を告げて一週が過ぎた。別段どうということもなかったが、私の耳に入ってこないだけかもしれない。
塾生に公表したので、卒業生やお世話になった方などにも知らせ始めている。皆、一様に残念がって戴き、そして私の心配までしてくださる。実にありがたい、勿体無いことである。

私はこんな日が来ることを2年ほど前から既に覚悟していた。同時に何かのきっかけで好転しないかという期待もあった。それが1年前にはもうかなり現実的になってきていた。そんな深層の心理がやはりどこかでこのブログに影響していたらしい。
卒業生と電話で話した時、ずばりとそれを言い当てられた。
文章に出ていましたよ…と。

その子は本当にクマ塾を愛してくれた卒業生である。いや、気持ちは今でもクマ塾っ子と言わせて貰っていいと思う。私や塾を案ずるばかりでなく、来れば必ず後輩に声を掛けてくれる。場合によっては教えてもくれる。
卒業してしまったらそれでおしまいというケースが多い中、私は実に果報者である。
その子が言うのである。

「なんとなくそうかな…というのがブログを読んでわかった」というのである。先に繋がる話がめっぽう減ったらしい。(これは痛いところである。書けなくなっていったのである。)

こういう卒業生を一人出しただけで塾を開いた価値があったと言えるかも知れない。私は自身を「受験屋」だと思っていない。臆面もなく「教育者」だと自負している。
ただし、経営と教育の方針は時として真っ向から対立してしまうことがある。
クマ塾閉鎖の要因はまさにここにある。

件の卒業生君は医学の道を歩み始めている。
私は、密やかに、そして多くのことを彼に期待している。
彼はそれに十分足りるだけの幅を持っている好漢であるから。
Trackback(-) comment*0 | 塾のこと
2012/01/21 (Sat) 21:30

お知らせ

当会は開講以来14年が経ちました。
多店舗塾が林立する地域にありながら、小さいということを生かした当会ならではの指導を心がけて参りました。その針路を見失うことなく歩んで来られたことは誠に大きな幸せでした。
しかしながら、長く続く不況による影響は大きく、当会のような何らの組織力をも持たぬ個人塾には逆風が吹き荒れました。それでもなんとか耐えに耐えてここまで参りましたが、最早存続が困難となってしまいました。
 ご支持を戴いている皆様にはなんとお詫びを申し上げてよいか言葉も見つかりませんが、これ以上の続行は却って迷惑をかける事にもなりかねないと考え、この度2月末を以って閉講という結論に達しました。熟慮の上にも熟慮を重ね決しました。何卒、ご理解とご容赦をいただきますようお願い申し上げます。

 本日、21日に出席した子ども達には直に経緯を説明いたしました。閉鎖まであと1ヶ月と少しですが、これまで通りの授業を心掛けます。どうぞよろしくお願いいたします。
また閉鎖後も何かご心配なことがありましたら微力ですが相談に乗らせていただきたいと思います。長らくご支持を戴きましたのにこのような結果になり、心苦しく思います。

本当に申し訳ございません。
Trackback(-) comment*0 | 塾のこと
2012/01/18 (Wed) 15:09

報告

今日、17日で当会受験生の平成24年度中学入試は完結いたしました。みな非常によく頑張りました。多少の反省点もなくはないですが、それは重箱の隅の話。何よりも普段着のままで入試を終えられた事が尊いと思います。

受験というものを通して成長してほしい。受験という機会を自己鍛錬の場にしてほしい。そういう願いで当会は受験と向きあってきましたが、見事にそれは達成してくれたと思います。

これから春の新入学まで気を抜かず、受験前までよりもむしろ深い学びの時間をとってほしいと思います。当会は子ども達を追い詰めておりません。ゴールして気絶するような受験ではありませんでしたからまだまだエネルギーが残っているはず。それに期待します。

またあと二ヶ月、充実した小学生生活を送ってほしいと思います。受験は小学校生活を色々な意味で壊します。担任の先生もさぞややりにくかったはず。せめて最後くらい、クラスの仲間や先生方ときちんとお別れ出来るようにしてほしいものです。

人間、何をしても必ず人の助けが要ります。自分だけで成し遂げたなどと思いあがらずに、“実るほど頭を垂れる”稲穂のような人になってもらいたいです。受験前、先輩たちは自分の受験を思い出しながら応援してくれました。おそらく、受験の時に持っていた熱い思いを反芻したことでしょう。今年の受験生諸君も今のこの感激と充実感を決して忘れずにいてほしいと思います。

受験生が居るとおうちの中が緊張します。中には衝突もあったかもしれません。これから春まで受験の垢をきれいに落とし、壊れたものがあれば修復してしておきましょう。

kuma塾生はがんばりました。どうぞ褒めてやってください。
Trackback(-) comment*0 | 塾のこと
2012/01/14 (Sat) 10:53

入試の朝

私は入試応援に行かない。行かなくなってもう何年にもなる。ここが個人塾の哀しさである反面、子ども達は本来の形で受験を経験できる。
受験とは本来プライベートなことなのである。
指導の親切がゆきすぎて、その領域に塾の先生が土足で上がりこんでいるのである。
一日も早くそのことを思い出してほしいのだが、叶うまい。

応援には行かぬが子供たちが電話をくれる。
みな元気そうな声だ。
頑張ってくるよ!と言ってくれた。
何年も一緒に勉強してきて、最後の最後で伝わることがある。
やっぱり入試というものはすばらしいものだと今年も思う。

私はもう無力である。
吉報を待つことしかできることがない。
まずは無事でこの期間を終えてほしい。話はそこから始まる。
Trackback(-) comment*0 | 入試のこと
2012/01/14 (Sat) 03:09

人生、いろいろ

私は今までの人生を振り返ってみて、自分の人生に悔いることはあまりない。が、思うような人生を歩いてきたとは思っていない。寧ろ、物事がスムーズに運ばないことが多く、誰かの、そして何かの力に翻弄されることが多かった気がする。所謂、「向こうあわせ」と言うか、「待ち」の多い人生だ。

今日、実に爽やかな青年が来た。今年、大学に進む。
彼はクマ塾に6年になる寸前に登場した。近くの個別教室に通っていたが、別のクマキッズのお母さんとお母さん同士が知り合いで、クマ塾を紹介してくれて入会となった。「人を押しのけてまで競争して学校に入りたくない…」と言い続けていた。ある日、自己推薦制度のある学校を思い出し、彼に勧めた。少年ラグビーをしていたので、それを前面に押し出してアピールし、成功した。
推薦入試だけではなく、一般入試も受けた。これも合格。入試間際になって遅ればせながら学力が伸びてきている片鱗を見せてくれた。中学部にもそのまま残り、高校1年まで在籍した。学校は遠いし、ハードな運動部に所属している。が、彼の成績はいつもトップクラスだった。
目のくりくりっとした、男の子らしい子だったが、2年ぶりに見る彼は筋骨逞しい青年になっていた。一緒に来た同窓の男の子と、すぐさま6年生の雰囲気に戻って話し込んでいた。

この子は本当に爽やかな子で、そして男らしくて、しかもちゃんと結果を残す子である。併設高校から大学に進んだのだが、評点はなんと4.9だという。4.9である。驚きである。人生が実にとんとん拍子なのである。一点の曇りもない。見ていてまぶしかった。

十人十色というが、正にその通りである。つまずいてばかりいた自分の教えた子がここまで見事にスムーズに育ってくれると小気味よい。二人の青年を見ていて、どうか佳き人生を…と思った日である。
Trackback(-) comment*0 | 一筆示し参らせ候
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