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2013/06/28 (Fri) 10:00

覚悟

子を持つのは大体二十代から三十代である。
今の世代は精神年齢が低いと言われる。その談で言えば、子を育てる覚悟を持って親になる人は極めて稀と言ってよいかもしれない。子を持つ覚悟と言えば、まず経済力が浮かぶが、実はこれは少々なくても今の日本ならばどうにでもなる。どうにもならんのは寧ろ親の性根である。
ここに基礎固めができていないと子は大変な迷惑を被り、ひいてはそういう偏った育てられ方を『フツー』と疑いもせず大人になって社会に出てゆく。

日本は豊かになればなるほど社会は弱者に冷たく、遠慮なく自分勝手な人間が増えた。キャリーバッグに躓いているうちはまだ舌打ち程度で済むが、階段の上からスマホを握ったいい大人が落ちてきたら洒落にもならない。しかし、もっと怖いのは難渋を乗り越えられない大人である。さらに怖がってみれば…そういう『オトナ』が『オヤ』になる。ぞっとする。

世間を敵に回しても信じきれる…そういう人物がなかなか居ない。人間は無用の物を持ちすぎている。何を肩から下ろせば、ヒト本来のいい所が見えてくるのだろうか。できることならそういう事をきちんと子どもに伝えてあげたい。

塾を閉めてから、悲しい事がいくつかあった。傲慢な考えかもしれないが、もしそこに居てドアを開けたらいつでも会いに来られる自分がいたら、どうにかなったのではないか…などとつい思ってしまう。
いやいや、やっぱりゴーマンだな、これは…。

かく言う私も覚悟は未だ熟さずじまいである。
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Trackback(-) comment*0 | ちょっとした話
2013/06/22 (Sat) 10:00

だらだら

半ば身内のような感覚で接してきた男が亡くなった。哀しくて、悔しい死だった。そしてわかりきったことだが、腹立たしくなってもきている。生きたくても生きられない人が人がいるのに、なぜ自らの命を絶ったのか。そしてそれが親を兄弟を周囲をどれほど悲しませるのか、わかってそれでも君はやってしまったのか?と問いたい。これほどショックを受けるものなのだ。自分でも驚いている。が、日常はそんなことで足を留めさせてはくれない。逆にそのことは気持ちを他に向けさせる効用も持っている。

著名なアナウンサーが盲目のヨットマンと冒険に出た。が遭難して救助された。こんなニュースにも腹が立つ。何をイキっていやがる。もしあんたらの身に何かあれば家族や周囲はどんなに悲しむか。アマチュアの火遊びは止めた方がいい。こんなの美談でもなんでもない。

日本のサッカーはブラジルはだめでもイタリアならやっつけられるかもしれない。そういうレベルに達したのである。金がすべての海外組ではなかったのだ。イタリアは勝ったのではない。日本が負けてくれたのだ。実に惜しい試合だった。

橋下が相変わらずやられている。みなきれいごとを言いすぎである。彼には理があるが、利がない。言うだけ番長の男か、ほんまもんの男か。これを乗り切ったら奴はすごいことになる。慎太郎なんて切っちまえ、ハシモト!

職場で外人と少しだけ親しくなった。奴は溢れるような才能の持ち主である。音と映像をPCで操り、自らも様々な楽器を奏でる。声もルックスも抜群である。『コンド ジャム シヨウ! イツ スル?』とこんなことでも乗りが良い。そのうち飯でも食いに行こうおじさんとは違う。さて、何をやろうか? やっぱカバーからにしてほしいなぁ、ゴードン(^_^;)

教え子が学校のコーラスコンクールでピアノ伴奏を仰せつかった。なんと曲は『Oh! Happy Day』だという。カテキョーに行った際、聴かせてもらった。よくよく考えたらこの子のヴァイオリンは何度も聴いたが、ピアノはあんまり聴いた記憶がない。しかもゴスペルである。
音を出し始めて、ピアノの傍に飛んでいった。意外と言ってはとても失礼なのだが、意外に上手いのである(^^ゞ音が柔らかい。それにテンポがしっかりしている。もう少しバックビートを使った左手にすれば完璧なんだけどなぁ(^_^;) でもなかなか拍手!審査委員には通じなかったらしいけど、クマが褒めてあげます!とっても上手にできました!

Trackback(-) comment*2 | 自分のこと
2013/06/09 (Sun) 09:00

思い出がいっぱい

徳ちゃんの訃報から丸三日が経った。
ご家族の思いや配慮から通夜も葬儀も遠慮させていただいた。最後のお別れはしたかったのだが、彼を取り巻く周囲の誰もが同じ思いであるのを十分ご承知の上でのご決断だったと推察申し上げている。
だが、やはり顔見るまでは信じられないのが凡人の悲しさである。そして、なぜ?という疑問はいくら払いのけても無くなりはしない。恐らくそれは私が死ぬまで持ち続ける宿題になるに違いない。私ですらこうなのであるから周囲の皆さんの心中は如何ばかりかと想像するだけで胸が締め付けられる。

私は私にできることを探そうと思う。絶望に打ちひしがれてばかりはいられない。勿論、彼の死を風化させる気持ちもない。胸が痛むがまずは彼との思い出を一人で掘り起こしてみようと思った。

思い出の殆どはクマ塾にあった。前職で出会い、クマ塾を立ち上げてから7年だったと記憶する。都合約10年の間彼は私のパートナーであった。クマ塾を去ってから彼は私学の教員として働き出し、数年前大阪市内の女子校の専任となった。

彼はいつも子どもの中に分け入った。子どもの目線に合わせて見守ってくれたのである。だから私は違うところを見ることができた。彼に任せておけば安心だったからである。
クマ塾の課外イベントは悉く晴天に恵まれた。雨で何かを中止したという覚えがない。そのイベントに彼は常に居た。ごく自然に子どもの中に彼が居た。

ある時は彼と私は交代でシャッターを切った。他の講師や塾生にカメラを渡したこともある。教室では絶対に見せない子ども達の会心の笑顔がそこにあった。そんなたくさんの写真の中に数枚我々二人の後姿を写したものがある。私はこの写真がとても好きだ。

P1000857.jpg

一枚は合宿で、他方は彼が教師になってから特別参加でボウリング大会に出席してくれた時のものである。二人の背中が雄弁に二人の距離を示している。
一枚目の写真のあと我々の間柄は少し窮屈になってゆき、そして彼は外の世界へ飛び出していった。勿論、それはそれでいいのである。が、その間の私は彼の意をきちんと汲み取れて居なかったのである。ここに少しの悔恨がある。が、救いは二枚目の彼の横顔にあった。改めて見てみると、二枚の写真は人には説明できない彼との繋がりの深さが見て取れる。
_MG_2122.jpg


もし叶うならば、彼に説教をしてやりたい。その上でできる限りの助太刀を買って出たい。それができない今、私は一人きりの別れの会で彼の遺影に向かって、こう言いたい。

「徳ちゃん、クマより先に逝ってしまうなんてダメやんか。子ども達に誰よりも人の優しさを見せた徳ちゃんが人を悲しませたらあかんやないか。」
ここ数日、毎日ケータイを見てふと思う。徳ちゃんから『先生、何勘違いしてはるんですか?!俺、生きてますよっ!今日、夕方そっち行きますから。取りあえず、そのブログ削除しといてください!』とメールが来るのではないか?電話が掛かってくるのではないか?と。

いっぱい悲しんで…
いっぱい腹立てて…
いっぱい苦しんで…。
私は徳ちゃんの死を受け止めなくてはならない。
Trackback(-) comment*8 | 塾のこと
2013/06/08 (Sat) 01:12

痛惜

彼は19歳で私の前に現れました。初めからスムーズに人間関係ができていったわけではありません。
が、日が経つにつれ彼の持ち前の善良さと優しさに私は好感を抱き始めました。

数年が経ち、私は独立をしました。彼は一も二もなく私に付いて来てくれたのです。
クマ塾は彼が居なかったらあんなに元気で暖かい塾にはなれなかった。

でも私に傾倒しすぎた彼はご家族に大きな心配を掛けるような結果を招いてしまいました。
そしてその結果、彼は新しい道を見出し、一時私とは距離を置くことになりました。普通ならこれで縁が切れてしまうところですがそうはなりませんでした。

その後、今度は私の身の上に大きな変化が起こりました。その時も彼は色々と心を痛めてくれました。
こんなに優しい男はそんじょそこらには居ません。
彼は私のために何度も男泣きに泣いてくれたものです。

今でもよく覚えています。塾を立ち上げてすぐの頃、私はダンプに撥ねられました。悪運強い私は打撲と擦り傷だけで助かったのです。
数日休んで復帰しました。その夜、もう一人の友人と三人で珈琲をすすりながら、私は『ギター弾けるかな?』と愛器を持ち出し、弾きはじめました。ふと見ると彼がすすり泣きをしています。
『先生が無事でよかった…』と絞り上げるような声で言ってくれました。

塾の生徒達は本当に彼に可愛がってもらいました。彼の熱い言葉、救いのある叱咤激励…それはクマ塾そのものでもありました。
我が息子などは今自分があるのは彼の御蔭であると言い切ります。それほど周囲の子どもを彼は応援し、愛しんでくれました。そしてそれはひいては、クマ塾を愛し、私を大事に思ってくれている何よりの証だったのです。

Toku-chan.jpg

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Trackback(-) comment*0 | 塾のこと
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