2009/07/19 (Sun) 02:44

虚像

理科で虚像というものを習った時、なんじゃいそれ!と思ったものだ。
像は見えてなんぼ。見えない嘘の像は、それはもう像ではないだろ!と気色ばんだ。

我が国は資源のない国だ。故に賢く立ち回らなければならない定めにある。
いわゆる“現代”という時代の始まりは二次大戦後だと思うのだが、我が国は敗戦国であるにもかかわらず、内実は先進国の仲間入りをしていたのであろう。
米の過干渉の下、絵に描いたような復興を遂げ、大国と呼ばれるまでに成り上がった。
しかし、真実は東の端っこにある小国で、小器用な事を覗けば大した特徴もない民族であったのだ。
“デショウ”のよくない若者が何かでビッグになってしまったようなものだ。
どんなに持てはやされても、根っこは変わらないのかもしれない。
そして、それを忘れたくて、丸ごと生まれ変わったかの如くに勘違いし、増上慢な国になってしまったのかもしれない。
嘗ては戻る道もあったろうに、最早どうにもならない。
世界に誇る自動車王国日本で開催するモーターショー。そのショーへの出品を主だった外国のメーカーが辞退を申し出たというニュースは衝撃だった。
“そのまんま”がどうした…なんていうニュースの数万倍もニュース性があるはずなのに、そうはならない。それが我が国風である。

政治なき選挙がまた始まる。名前の連呼は蝉よりも五月蝿く、かんかん照りよりも腹立たしい。
政治先進国からまた嘲笑される。仲間はずれが一歩また進む。

ヒーローが居ないならせめて旗手が欲しい。
私は虚像になどなりたくはない。しかし、自分ひとりだけ頑張っても仕方ない…という“反エコロジスト”と似た発想がここにもあるような気がしてならない。そして、確かにそれも一理も二理もある。

我々は、ガツガツものを喰うほどに一度腹ぺこになる必要がある。
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