2009/11/22 (Sun) 02:49

みなもと

クマ塾には小学生から高校生までやってくる。
玉と石は混ぜるな!というエリート教育?塾もあるのだが、その段で言えば、わがクマ塾は真逆。
混ぜてなんぼである。

単品でも十分に美味いのだが、混ぜるとお互いの弱点を補い合ったり、とても心地よいハーモニーをかもし出したり…。
ブレンドの妙、である。

私は、最近、花神を読み始めた。
速読をかじってはいるが、好きな読書はわざとこれを使わず、逆に頭の中で音読をしている。
この頭の中の音読をしないでも“読める”ようにするのが速読なのである。
別に斜め読みとか、とばし読みのような曲芸読みではない。

さて、その作品に適塾が登場する。
洪庵、である。
彼が平素塾生に発した言葉が多く引用されている。

師は曰く。
“医師というものは、とびきりの親切者以外は、なるべき仕事ではない”と。

現代の塾は中学受験予備校がおおい。
こういう発想を以って子ども達に対峙してほしいものだ。
できぬはずはない。

ところが数の力を誇る“大手”になればなるほど、哲学性が薄れる。

が、高邁な志を持つはずの優秀児およびその家族がこういう“塾”に群がり、そして強大化に拍車がかかる。

ゆえに親切者ではない医師が増える。
当然といえば当然の結果である。

こんな歳になってシーボルトに初めて興味がわいた。
本読みとはやはり面白い。
Trackback(-) comment*3 | 塾のこと
comment
野牛牛太郎 #-
こんばんは。ピニョン改め野牛牛太郎です。
花神、軍神の話というよりは、適々済塾、緒方洪庵の話というイメージが残ってますが、だいぶ忘れております。ちゃんとした言葉は失念しましたが、「人のために生きるのが医者の本分、己のために生きるのは医者にあらず」という意味の言葉が、分脈の中で輝いていたと記憶しています。
昭和の一時代、民族がこぞって発狂したと司馬が書いた時代から、希望の多かった時代を仰ぎ見る時、その成分は甘美にならざるを得ませんが、「花神」や「空海の風景」は時代を創作するような大がかりな舞台ではないぶん淡白な印象で、そこが佳い所ですね。再読してみたい一冊です。
2009/11/25(水) 03:16:02 | URL | edit
kuma #-
今まさに…
やぎゅうぎゅうたろうさんのところに行ってきたところです。
“なんかわけありですね~”っていうベタなコメント投げ込んじゃうところでした(笑)
でもさすがです。野牛さんが書くと、時代がいきり立たないで見えてくる。
その読解力、洞察力は天性ですか?
いつも思うのですが、お歳がわからなくなります。
自分の年齢密度が薄~く感じられます。恐れ入り。。。

で、なんで“やぎゅうぎゅうたろう”なんですか(^^ゞ
2009/11/25(水) 03:55:06 | URL | edit
kuma #-
おわび
たばこ屋&楽器屋の石橋さんからコメントを戴きましたが、このエントリーと関連性がないため、削除させていただきました。ご了承ください。
2009/12/02(水) 01:36:32 | URL | edit
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