2010/08/25 (Wed) 03:09

口分田

世界のリーダーたるアメリカですら、大統領選挙で票の数えなおしを云々した。
算術の国、日本から見たら愚の骨頂であった。

ところでその日本はその昔、中国(当時は中国ではないのだが…)から色んなものを頂戴した。
真偽は知らぬが、蘇我の時代には朝廷に届けられる租だの庸だの調だのの出納を算出するのが厄介だったと聞いたことがある。
その辺りは蘇我が強く、よって一族は発言力をまし、発展してゆく。
ここからである。
わが国の地べたと米(すなわち銭)の経済が始まったのは。

戸籍を作って、税を集める…。
その周辺管理に役人が要る。
勿論、この律令下の制度はやがて破綻をきたすのだが、税制は根付く。

役人は上からの命令で名簿を作り、管理する。
その名簿によって田んぼを強制レンタルし、税を巻き上げる。
が、税に苦しむ農民が逃散し、制度が崩壊する。
そこへ土地は私物化してよいと触れが出て、以降わが国では地べたが売り物となる。

ところで。
今、人類は空に浮かぶ星の重さだって算出できるほどに成長した。
だのに、手前ぇの国にどんだけ人が居て、税をむしりとれる奴と、手当てを配る奴のリストがきちんと作れていないという。
今日見たニュースなどでは、なんと文久生まれの人間が生存していることに書類上なっているという。
さすがに年金の受給はされていないが、居ることにはなっているというのだ。

この一連の問題、百歳以上に目が行きがちだが、もっと基準を下げて、少なくとも年金受給者は生存を証明することが受給の最低条件とすべしであると思う。
ここに一切の疑問も持たず、役人の慣習とやらに任せていて今に至っている。
実際問題として、徴収した年金のうち不正や無駄でなくした額は一体どれくらいになるんだろうか。

現代は色々な『絆』が崩れる時代だという。
しかし、人の生き死にだけは例外にしていただきたい。
村八分ですら火事と葬式は例外にしていたというのだから。。。
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野牛 #-
No title
思い切り余談ですが、7百年代に入って銅鉱山が見つかるまで、中国からせっせと鋳造銭(渡唐銭)を輸入してんですね。その後、近江あたりで自国の貨幣を造るわけですが、それでもコメ中心に回って行くのは、コメ以外に替えるべき文物がなかったからでしょうか。貨幣経済が根付くのは堺の貿易商人が伸してきてから、織豊時代からですが、徳川になってまたコメに戻って、それでも大阪では米相場が盛んでした。道理で銭の感覚というのは西の方にしか備わっていないわけです。

今回の戸籍の問題が、年金や各種給付金支払いのいい加減さを指摘する問題に化けないのは、戸籍がベースになっているからなんでしょうか?その数も、銭にシビアなはずの関西圏で多いのが不思議です。そのうち、くれる方もヨボヨボでやったかどうかも分からん、もらう方もボケボケで昨日も今日も貰いに来る、おかしいと気付く方もショボショボで何か変だと思いつつ何が変だか分からない、恐るべき老齢化社会が到来します(笑)
2010/08/26(木) 04:20:41 | URL | edit
kuma #-
Re: No title
これに関しては、もう言いたいことが山ほどあるのですが…。
関西人の方が生きた振りが多いんですねぇ。恥ずかしいなぁ。
でも、それはやっぱり生きてるほうが得やん!みたいな勘定ではないんでしょうか?

余談の余談は場外なんですけれどもね。
最近、ミニ大阪人と対峙してて、こいつら移入者か?!と思うほど、大阪弁が通じないことが多いんです。
っちゅうことは、親の世代が大阪弁を使ってない(捨てた?)ということになります。
たまに居るんです、不自然なほど東京弁(っていうのありですかね?)を貫く大阪人。
こういう人と話してると、keyがずれちゃいます。

言葉の乱れは人の世の乱れに繋がっていくような気がします。
差し入れいただいて、『わぁ、こんな仰山くれはってぇ…!』と言った時、きょとんとされたら、こっちはぞーっとします。
ヤバイです、とっても。

だから本読みなんて思い切り大阪弁でやらせてます。
学校の先生が標準語アクセントで読むように強要しているようです。
何考えてんだか…。
2010/08/27(金) 01:38:55 | URL | edit
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