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2010/10/30 (Sat) 02:20

帰巣?

Kumaは一年中子ども達を見ている。
夏休み前にある子がこんな事を言った。学校の先生の言葉である。曰く、夏を越えて教室に帰って来なかった子が教え子に何人か居る…と。その子は短期留学を控え、考えるところがあったようで、その話が妙に心に残ったという。

先日、このブログに書かせてもらった卒業生。
もう落ち着いたかと思い、こちらからメールを出してみた。
すぐに返事が来て、顔を見せてくれた。

進路をやや変えたという。
それで、公募推薦入試を受けに関東に出向くという。
受験まであと10日ほどしかない。

提出書類か何かの志望の理由の欄を見ろという。
少しだけ手直しをしたのだが、まぁ、6年前の印象とは別人の感である。
しっかり書けていた。そもそも医療関係を志望したのはお母様の病気とは無関係だったそうだが、救命救急の道に進みたいと言い、その未来像もさらに明確になったようだ。

正面ではなく、横に座って彼女と話した。ごく穏やかに話せたし、彼女も落ち着いてお母様のことを話してくれた。私の性格上、面と向かっては言えなかったのだが、彼女が帰った後で、メールを入れた。よくぞそういう進路を選らんだものだ…と私なりに喜んでいる旨を伝えた。

彼女は、どちらかと言うとちょっとわがままな女の子という印象の子だった。卒業したらもう二度と会うこともないだろうと思っていた子である。しかし、わからないものである。
その子が、人の生き死に深く立ち会う仕事を選ぶとは…。感無量である。

その入試に先立って、オープンキャンパスに母娘で行こうと約束をしていたという。事はそれほどの急変だったらしい。どんな思いが彼女の胸に去来しているかと思うと言葉をなくしてしまう。

彼女が教室を後にした。窓からその後姿が見えた。
秋というには寒すぎるさびしい夕刻。彼女の背中が人混みに消えた。

吉報を待つしか私には手がない。
Trackback(-) comment*4 | 一筆示し参らせ候
comment
おっくん #-
素晴らしい
優しくなるには、強くなければ…
そんな言葉を思い出しました。
今一度、医療に心が求められる時代に、大きな大きな財産です。
その誕生に居合わせることができる…
この仕事の最大のご褒美ですね。
元気いただきました。ありがとうございました。
2010/11/02(火) 19:27:35 | URL | edit
kuma #-
私としては、
こちらに居て、学んでほしいのですが、どうやら彼女の希望に合致する大学が首都圏にしかないようです。その点がやや心配です。
答えを出すまでの葛藤が彼女に力を与えたのだと思うのですが、それはとても大きな悲しみの中でなされたと思うとたまりません。
2010/11/03(水) 00:53:34 | URL | edit
谷町九丁目のギター弾き #-
彼女が自分のやりたい事や存在証明を求めた時、クマさんとクマ塾が「自分の原点」と気付いたんだと思います。
歩いた跡が路になる人ですね!
どちらも素晴らしい。
2010/11/03(水) 01:32:59 | URL | edit
kuma #-
ありがとうございます
歩いた跡が路になる…いい言葉を戴きました。
私は見守っているだけで、何の力添えもできないのですが、だからこそ尊いのです。
子どもって活力に満ち溢れています。
それが本来の姿なんです。
2010/11/03(水) 21:28:27 | URL | edit
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