2010/12/08 (Wed) 03:23

Imagine

今年は、ジョンレノン没後30年である。

1980年12月8日。再出発を切った途端、その前途は凶弾に絶たれた。
訊けば、その翌年、武道館がジョンの名で押さえられていたというような情報もあった。

ビートルズという巨魁の呪縛から逃れ、ただの主夫となり、パンを焼き子を育てたという。
角が取れたジョンの姿を追いかけていこうと思っていた。
中年男はこうすればいいという見本は彼が見せてくれると思っていた。
ポールはちょっとなぁ…と思ったものだ。

当時、私は25歳。
勤めていた塾の忘年会に出ていて、二次会の場で訃報を聞いた。
体が本当に凍てついた。
何か途轍もなく大きなものがこの世から消えたと絶望した。

二日後、友人と話した。
いや、ただ電話が繋がっていただけかもしれない。

思い起こしたように彼がこんな話をしてくれた。
帰路、車中は混んでいた。
自分の前にレコードと思しき物を膝にのせ、俯いて座っている青年が居たという。
ふと見るとその荷物の上に水滴がポトリ、ポトリ。。。
泣いているとわかった瞬間、彼も思わず泣き出しそうになったという。
いや、勘違いかも知れなし、全く別のことで泣いていたかもしれない。
そう言いあいながら、二人とも涙声になっていた。

あれから、もう30年も過ぎてしまった。
ジョンの年などもうとっくの昔に越えてしまった。

自分はどんなおじちゃんになればいい?
そんな事を話しながら、それなりに未来は明るかった。

今年、畏れ多くもクリパで“Imagine”を歌わせていただく。
Trackback(-) comment*4 | 一筆示し参らせ候
comment
谷町9丁目のたばこ屋 #-
12月8日
私は深夜ラジオから流れる訃報をベッドの中で聞いた、強い衝撃が走り、自分の中の何かをむしり取られた思いに襲われ震えて泣いた。音楽仲間の誰にも電話しなかったしかかっても来なかった。皆それぞれの思いを飲み込んだままでその後もしばらく私達の間では話題に上がらなかった。
今、思い出すと恥ずかしい位、青臭い30歳のオヤジでした。
2010/12/09(木) 01:06:07 | URL | edit
kuma #-
12月8日は、
娘の誕生日。あまり験の良い日ではないのですが、私にとってはやはり思い出深い日。
自分の誕生日がビートルズ記念日で、娘の誕生日はちょっと可哀想なんですが、何かのきっかけで音楽が好きになってくれたらいいと思っています。
衝撃の日でした。
ビートルズを二度目に失った日です。
2010/12/09(木) 01:46:10 | URL | edit
谷町9丁目のたばこ屋 #-
12月8日
偶然ですが、私の娘も12月8日生まれです。
2010/12/12(日) 00:54:15 | URL | edit
kuma #-
こんにちは。
そうなんですか?!奇遇ですね。絶対、忘れませんよね。実は、その日は、真珠湾攻撃の日でもあるんですけどね。それを重ねると娘はあんまり有難い日ではないなぁと苦笑します。
それにしても、本当に人間離れした4人でしたね。凄かったとしか形容の仕方が見つかりません。まだガキんちょでしたけど、当時の沸騰した空気を吸えてほんとに幸せでしたし、明らかに“ビートルズ以後”世界は変わりました。ただのロックグループではない存在です。クラシックのように未だ売れ続けているのも頷ける話です。
2010/12/12(日) 11:09:33 | URL | edit
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