2011/11/18 (Fri) 01:57

“はなし”上手

最近、塾の先生などというものは実は大した影響力がないなぁ…と凹むことがいくつかあった。どんなに力んでも叶わない存在が居るのである。それは母親である。

お母さん。なかなかこのポジショニングは難しい。ついついわが子の行く末を案じるのあまり、過分に手出し、口出しする。無理もない。子どもが期待値に到達してくれないからである。

先日、そういう話があるお母さんとの間であった。“先生、うちの子家に帰ったら寝るんです”と。“そういうのをみているとやっぱりやる気、通る気がないのかと思ってしまって、つい叱ってしまいます…”と。
私は、言った。
“お母さん、そりゃ厳しすぎます。大概毎日来て授業と自習をこなしてます。朝、何時に起きていますか?で、帰るのは?…”答えは6:00起きの午後10時帰りである。まだ11歳の子どもである。決して楽はしていない。そのように見てやってくださいと告げた。

今日、お迎えの際に後日談を聞いた。このお母さんは実に素直にアドバイスを聞いて下さる。見守っているとのこと。安心した。

子どもはどう育ってゆくかわからない。何が天分なのかわからない。一番大切なことは心安らかに楽しく生きていくことであるはずだ。その礎は子ども時代に作られる。ならば、その基礎作りの時代に、脅かしたり、不安がらせたりして、競争心ばかりを煽る“教育”がその子の行く末にどんな悪影響を与えるか…ちょっと考えればすぐわかることである。

私はいつも思う。もう子どもの行く学校は決まっているのである。で、どうせ行かせるなら気をよくして行かせてあげたい。“ケチをつけて”行かせてはならないのである。私の最後のアドバイスはそこだけである。
が、これがなかなか“はなし上手”ではないお母さんには聞こえない、らしい。
残念である。

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