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2012/08/17 (Fri) 09:46

気骨

もう中年の域に入った男である。ずいぶん昔に関わった子だ。
当時小学4年か5年だったと思うが、頭の回転の速い子で将来は伸びるだろうなぁと類推させるところが多々あった。案の定、国立の理系に進んだ。その彼が院に進んだ直後、学内で転倒し足を骨折した。ギプスをして大学に通うある日、帰宅途中の電車内で彼は立っていたという。そこへあまり風体のよろしくない若者が数名通り過ぎて言った。その際、一人ならず数名がギプスを軽くだが蹴ったという。
初めは我慢した。が、ついに切れた彼は大きな声を出して注意したという。ギプスである。松葉杖をついて揺れる電車内で立っている。が、彼はこれを黙っているという屈辱に耐えかねた。
そして、その輩に詫びさせたという。彼は別段格闘技の覚えもない。どちらかというとスマートなイケメンで喧嘩などとは縁遠いキャラである。

私は、それを聞いたとき、なんと気骨のある男なのかと関心した。
外人は日本人を侍の子孫だと今もどこかで恐れている。自分たちの知らない精神力があり、命を惜しまぬ忠誠心や愛国心を持っていると思っている。
が、それはとんでもない誤解である。
前述の男はもはや例外で、天然記念物である。言い方を変えれば先の読めない向こう見ず…ただのあほうとも言える。
が、思う。男にはこういう部分が必要だ。せめて若いうちだけでも…。
体に墨を入れたり、とげとげした金属をぶら下げて威嚇するより、こういう精神の強さが必要だ。
まして男のくせに甘ったるいにおいをプンプンさせたり、耳や色んなところにピアスをするなど論外である。

群れずとも毅然と立てる…件の彼は、とても男前である。
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