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2013/05/02 (Thu) 10:10

薄桜記

以前、NHKで表題のドラマが放映された。主演は山本耕史。私は彼が気に入っている。スマートな江戸っ子の匂いがするのと、なんと言ってもギターが上手い。これは野口五郎に因るらしい。

ひょんな事から原作を手にした。
不定期にアマゾンから属性情報を元に送りつけられてくる“おすすめ商品”に見事に食いついた私はばか者なのである。ところが読み始めて真顔になってしまった。
ドラマが原作を離れて一人歩きすることは仕方ないのだが、この五味康祐という御仁の文章。実に奥が深い。辞書を傍らに置かないと困るような語彙も随所に見られるし、文体もうかうかしていると取り違えそうなほど精緻である。そして何よりも驚くのはその周到な執筆準備とでも言えばよいのか、取材である。

江戸・元禄期の侍社会の姿が彷彿とする。私などの想像を遥かに越えた緻密な社会であったことをうかがい知る。また、この“話”の中に忠臣蔵が出てくる。私は清水 義範の手による『上野介の忠臣蔵』を知っていたので、またしても歴史というものの怖さを再確認した。それにしても一文筆家が二十世紀にもなって調べたらわかる真実がどうしてここまで捻じ曲げられてしまったのか不思議である。おそらくそれは事実は小説よりも詰まらんからに相違ない(^_^;)

フィクションの中に息づく本物感。
なかなかの佳作だと密かに思っている。
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