2013/10/22 (Tue) 00:10

ボスの条件

もう履歴書の職歴の欄には書ききれないほど私は過去にたくさん転職をした。
わかってはいたがどこに行っても何をやっても本当は何も変わらなかったのだ。さっさと自営をすれば余計なストレスを溜めずに済んだ。

どこに居てもみなクレームを恐れた。
恐れるあまり、部下を信用できなくなり、チェック機能を作る。クレームの専用電話を設置するにいたった大手塾にほとほと嫌気が差し、私は自立へ向かいだした。その途上で、一人だけボスでまともな人が居た。

会議の際、あるクレームの話が出て紛糾した。
ボスは黙って訊いていたが、迷路に入った議論をこう遮った。
『あのね、クレームは絶対来るんだよね。そりゃ明らかにこっちが悪いというものは除いて、大抵の場合は無理難題が多いもんだよ。そこでね、とりあえずクレーム電話を取った人はこう答えることにしようよ…』
どうかと言えば…
うちのスタッフにそのような発言をするような者はまず居ないと思います。が、そちら様がそのように仰るにはそれなりの原因があるはずですから、一度お電話切らせていただき、少々のお時間を頂戴できれば上席者から早急に回答申し上げますのでご了承くださいますでしょうか?

で、ボスはこう続けた。
それでも文句を言い続ける人なら辞めてもらっていい…と。

このひと言で現場スタッフがどれほど自信を回復したか計り知れない。

ボスの値打ちは部下の盾になることであり、部下のクビきりや配置換えを上手にすることではないのである。
クレーマーは受けた方が育ててしまうのである。
Trackback(-) comment*0 | 世間のこと
comment
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
profil
archive