2007/07/26 (Thu) 22:32

詫び(学芸#3)

大阪学芸高校と学芸中等学校の両校が『新聞報道に関するお詫び』を公式サイトで出している。
“事件”当日から二日間はサイトはぶっ飛んでいたが、再開してみるとこれが出ていた。

詫びるとはこういうことを言うのだろうか。
私は否と思う。

報道で指摘があった。
だからそれを真摯に受け止め詫びる…。
変な日本語だ。

一部を引用してみよう。
 

さて、本日7月25日付け、読売、産経新聞等で「進学奨学金」が本校にも存在し、それを使い合格実績を「水増し」していたと報道された件につきまして、保護者の皆さまには種々ご心配をおかけし、また不快な思いを持たれたことと、深くお詫び申し上げます。

 私どもは、あたかも多数の合格者がいるように見せるのは道義に反するという、新聞等の指摘を真摯に受け止め、今後は「進学奨学金」を廃止するとともに、大学合格者についても実数で公表することにいたしました。過去の実績についても、出来るだけ速やかに見直しを進め、データをとりまとめ次第ご報告させていただきます。



新聞に道理に反すると書かれたから、そして世間が五月蠅いから、ここは悪かったと言うことにして詫びておく。
今度からは言われないように実数で報告しますよ…。

私はそう取った。
所詮、これがこの学校の姿勢である。

様々に物議を醸したトップが退陣し、穏やかになるものと密かに興味を持っていたが、物の見事に期待は外れた。

進学奨学金。上手いことを言うものだ。
これがどのような内規で成立しているのか知りたいものだ。

塾の先生に勧められこの学校を選び、なんの疑問もなく通っている生徒諸君が本当に気の毒である。学校の姿勢がこれだからだ。
不可抗力なら胸を張れる。
しかし、こんな主語不在の…そう、私がよくやり玉にあげる“ドアがしまります”式の責任逃れである…頭を下げただけのわび。

いや忘れていた!
今日、地下鉄の社内放送では“ドアを閉めます!”とアナウンスしてたぞ! 地下鉄にでもできるじゃないか。
あとは、コンビニだな。
“1000円からお預かりします”って。
どっからや!ってその辺探してしまう!

どうでもいい。
詫びるってことだった。

これは不条理を皆が怒らないから詫びる姿勢も崩れたのだ。
オカシイことをオカシイと気付かねばいけない。
それには何度も言うが国語力を挙げねばならない。

脳内トレーニングなんかではない。
きちんと相対し、相手の言い分を聞き分け
自分の立場も説明できる。

英語の時間など減らしてジャパニーズオーラルの時間を是非つくることだ。基礎英語聞く時間あるならラジオドラマでも聞いている方が値打ちがありはしないか。
Trackback(-) comment*9 | 分けられぬこと
comment
オバまま #ZvTaJqYI
パソコンを修理に出していたのでご無沙汰しておりました。

上の子の中学受験の頃、学芸の説明会にも足を運びました。
某私立中高から引き抜かれて赴任された校長の話されることは「予備校から一流の先生を連れてきた」  「○年後にはどこそこの大学に○十人は合格させる」などばかりで多感な時期を過ごす子供達への生活指導やメンタル面へのサポートの話などはなかったですね。
「学校に行かすのであって予備校に6年間通わせるつもりはない」と言う方針の我が家ではこの学校は受験校からはずしました。
上の子の同級生がここに進学しましたが校内にはいじめもありそれに先生が対応してくれないと言う話や、何か少しでも悪いことをすると有無を言わさず即退学であったり・・・又学校になじめない子へのフォローがなくどんどん辞めていく・・
なんて話を耳にしました。  (あくまでも聞いた話です)
その後5年足らずで校長が3人目。
前記の校長は「病気で体調が悪いので・・・」と退任されたあと、すぐ別の私立中高の校長に赴任されました。
お二人目はご家族の介護とか・・・
その時大量の先生方が辞められたそうですね。
内部の生徒にとってもよく解らないことが多く、方針も見えにくい・・・という話は時々耳にします。
そこへ今回のこの事件。。。
正直「やっぱりなぁ」と思いました。
数字だけ見て子供を見ていない、そういう風に感じていたからそう思ったのかもしれません。
学校としての立場や生き残りのための施策など色々言い分はあるでしょうが、まずは何よりも、もっと子供たちを一人の人間として見てくれる学校、又教育者が増えてくれる事を願っています。
長々と失礼しました。
2007/07/27(金) 08:22:46 | URL | edit
あき #-
クマ先生 はじめまして。

大阪学芸中等教育に子どもがお世話になっているものです。今回の件、非常に残念で不愉快でなりません。同時に
関関同立の合格者数の八割が数人の生徒によるものであったというからくりにごまかされた自分自身が恥ずかしいです。一人で数校うけるなんていうのは大学受験では当たり前の話で多少の数字のからくりはわかっていたつもりですが
ここまでひどいとは・・・。
では、残りの生徒はいったい何処に進学して行ったのか
大変気になるところです。

オバまま様がコメントされていることはほぼ間違いないことです。八時間授業や個別指導、休暇中のセミナーなど学校側は進学指導に力を入れてくださっている事はよくわかります。しかし、それが全ての生徒に適した事なのか・・・。
いまとなっては保護者に対するアピールだっただけに思えて仕方ありません。この夏子どもは、夏季セミナーには参加していません。子供曰く、寝ている奴が殆んどやし・・・先生も何も言わへんから・・・。
この先、学校は失われた信用を回復するために色んな手を尽くしてくる事でしょう。
親として思うことは、身の丈にあった指導をしていただきたい
。そのことだけです。

愚痴のようになってしまいました。
申し訳ありません。

2007/07/27(金) 10:25:22 | URL | edit
kuma #-
こんにちは。
あき様、初めまして。 オバまま様、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。もう書くことがないほど詳細に語って頂きまして…。

今回の報道を耳にし、当初より二校いずれも同じなのではないか?という危惧を持ちましたが、悪い予感が当たってしまい、とても残念です。
何代目の校長だか知りませんが、“体調不良で”退任になり、その直後に別の学校の校長に収まり掛けた、その学校とはわが娘の学校です。でも、就任直前、間一髪のところで止まりました。

その先生がすべて悪いとは言いませんが、かなりの部分をお造りになったことは否めないと思いますがどうでしょうか?
他県の有名進学校から移っていらっしゃった先生です。
その学校にいらっしゃる時、私は大手塾の仮の教室責任者で、執拗なコンタクトがあって、やむなくお会いすることになりました。
その教室はその塾が大阪に進出した最初の教室でした。
私はお会いして危険だと思いました。これは先生と塾の関係ではない、と思ったのです。

その後、私はその塾を辞し、小規模塾を経て独立しましたが、漏れ聞くその先生の辣腕ぶりには眉を顰めたものです。

塾と学校の距離にも大きな問題があります。
学校が塾化しています。

私は学校の先生に“先生”と呼ばれるのはとても違和感があります。東南アジアに旅行したみたいです(笑)
なぜ、そうなったか?ですね。塾がそれも大量動員できる塾が自分の図体のでかさに気が付いて横柄になってきたのですね。

そしてそういう横柄なヤツをなだめすかしてなんとか我が校に…という卑屈な学校が立場を変えました。
接待費の問題を起こした学校が少なくありません。
一体何に遣われているのだか?

高い月謝を取るだけの所以を示して欲しいです。
進学奨学金だって、運用次第ではとても良いシステムになります。

今、こんな時代だからこそ次の世代に繋がるような潤いある教育が必要です。
今、こんな時代だからこそ自分の立場だけを考える…そんな狭隘な発想が今回の温床になっています。
まだまだ掘れば鉱脈は見つかります。
膿は早く出してしまったほうがいい。
2007/07/27(金) 13:21:56 | URL | edit
王将 #-
今時の学校
クマ先生に「手緩い」と、失礼なコメントを入れた王将です。
今回のこれら一連の一番の犠牲者は「在校生」であると思います。
在学中の保護者の方のコメントを拝読し、ますますこの学校が許せない思いになってきました。
と、同時に今の「中学受験」の有り方そのものにも、強い怒りを覚えます。

塾の方でも、「この学校は伸びますよ。」とか、「アフタークラスも充実して面倒見が良いですよ。」
と言った類の事しか指導されませんでした。結局、大学合格実績だけを見ての評価だったんでしょうね。

今、思えば、どの学校も、ポスターやチラシ、学校案内には、「関関同立合格○○名 国公立合格○○名」
ばっかりで、多感な時期の子供達を預かる「心のケア」などを掲げている学校は無かったような・・・・

本当にそれで良いのでしょうか?学校って、知識だけを詰め込めば良い所なんでしょうか?
勉強頑張った!でも、クラブで涙を流した!良い汗をかいた!修学旅行で友達とワルサをした!
失恋もした!先生と一緒になって学園祭の出し物を作った!・・・・etc・・・・

こんな「青春ドラマ」みたいな事ってもう時代遅れ過ぎるのでしょうか?
前にも、書かせてもらいましたが、「私学と言えども、学校を名乗る限りは半公営企業」だと思うのです。
本当に「学校」と呼べる学校はどれだけあるのでしょう?
2007/07/27(金) 13:30:33 | URL | edit
kuma #-
こんにちは。
王将さま コメントありがとうございます。
私の塾は休憩時間に子ども達と汗を流して遊ぶ塾です。
合宿に行けば、釣りもします。
でもありきたりの“何でも体験塾”ではなくて、遊びを通して色んなことを学び取ってもらいたいのです。面白マジメ…これが私の哲学なんです。
そんな発想で見渡しますとね、志望校がなかなか決まりません。
それでも進学優先で選択されるは少なくありません。夕方、中学部の授業に来て、その第一声が“あー、しんどい。”辛いです。何か違う気がするのです。
2007/07/27(金) 14:36:42 | URL | edit
王将 #-
ひつこくてすいません。
クマ先生、何度もコメントを入れてすいません。

この学芸の問題について、色々と考えたり、掲示板なども拝見しました。
こちらでも、先生が少し触れられていますが、一番の首謀者(と言うのでしょうか)は
校長など学校幹部だと思うのですが、
一般の先生方はどうなんでしょうか?
常識的に考えて、この様な制度・システムが存在する事を知らない教員はいないですよね。
と、なると、この学校は、まさに組織ぐるみで社会(受験生)のみならず、在校生までをも
欺いていた事になると思うのですが、どうでしょうか?

私はやっぱりこの学校は許せないですね。
2007/07/30(月) 00:29:08 | URL | edit
kuma #-
今日は。
受験生は、“広告”を見て受験を考えます。
塾の先生に相談し、最終的に決めます。

私は、この水増し合格についてここまで詳細には知りませんでしたが、学芸に毎年生徒を入学させている塾なら、ある程度内情を知っていたはずと決めつけています。

受験生が在校生になり、自分の番が回ってきた時に初めて真実を知るのでしょうね。

一般教職員も当然知っていたでしょうね。

ただ!
私もしつこいですが、五十歩百歩だと思います。
私大の合格実績を実数で公表していた学校はないはずです。

1人で73校はいけないけれど、何十人にそれぞれ5校受けてこい、受験料は学校持ちだ。全部合格したら5万やるぞ!って号令していたらどうでしょうか。
ないとは言えないと思います。

教職員のことが出ましたからついでに書き添えますが、最近どこの学校でも非常勤の先生の率が高いようです。
クマ塾のような小さい塾ですら、偶然に先生がAからBへ転職したということがわかったりします。
先生が教室で愚痴ったり、採用の仕方にあまりにも差があったり…私、この方が問題だと常々思っています。

背に腹は替えられないという考えは教育には無用にしていただきたいですね。
2007/07/30(月) 12:52:16 | URL | edit
男児の母 #-
私立が分らなくなりました
 クマ先生。お久しぶりです。HPすっかりリニューアルされましたね。
我が家の学校の探し方は、まさに、お得校探しでした。入学時の成績より、ワンランク上の学校に合格させてくれる私立。できれば、母親が働いているので、夏休みは短く、塾や予備校通いの不要な学校という探し方をしました。娘のときは、女子校は、躾重視なのか、進学に力を入れたいのか良く分らない学校ばかりでしたので、迷わず、今の中学を第一志望にしました。今、娘はそれなりに楽しい学校生活を送っていますが、勉強させすぎと思ったりします。大学受験の進路指導時に後悔するかもしれません。

 息子は、その気になれば、娘と同じ学校を目指せると思うのですが、なかなか、中学受験を意識してくれず、かといって、地元の公立中学はお粗末で、新しいお得校探しをしていました。我が家からは通える範囲では無かったのですが、ここの学校は、新しいお得校かもとHPを見て思っていました。娘の進学した学校、難しくなりすぎて、息子の学校はいろいろ物色しています。同レベルで文武両道かもと思ういわゆる私立らしさをだした学校もあるのですが、親の出番は全て平日。年休を考えるとこれも困ります。
 レベルを落とすと、男子校といえども、進学実績は、それなりで悩んでいます。進学実績の良いお得校はそれなりのからくりがあることを思い知らされた事件でした。精神的に幼い息子に合った学校がみつかると良いのですが。
2007/08/01(水) 00:03:07 | URL | edit
kuma #-
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
ホームページ、リニューアルといっても、これはレンタルサイトでテンプレートという、いわば『便箋』みたいなものを無償で提供してくれているので、気ままに代えただけです。
夏バージョンです。昔のアップルのサイトみたいなジェリーボタンが気に入っています。

さて、私立ですが。
私、昔からわかりません(笑) わかりやすいところとわかりにくいところがあります。
『◎◎は変わります!』ってとことは要注意ですね。
『うちはこれです。ここがいいんです。(わかんなきゃ余所へ行ってください)』ってとこが好きです。

最近、大変革を遂げられたある女子校。人気も難易度も確かに上がりました。
でも、私は『イズム』が後退したのではないか?と危惧します。
娘の学校も来春から変革を遂げるようです。ご多分にもれず進学校化するようです。
それは良いのですが、雰囲気の悪い校風にならぬよう、一ひねりを期待しています。

子育てというものは、昔のご飯を炊くときのあの訓話でいいと思うです。
『始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな』ってやつです。

人間って奴は機械じゃないんだから、そういつもいつも右肩上がりに成長するわけはありません。年輪だって同じです。夏は厚いが冬は薄いでしょ?
伸びたい!と思うまでどうして待てないんでしょうか。
あるいはそう思うような、視座の拡張を図らずして、なぜ前進!とだけ叫ぶのか…。

『特進』とか『医進』とか『スーパー』の冠を被ったコースを作ったら子どもが伸びるわけではありません。
愛すべき学舎(まなび)をまず作っていただきたい。

学校楽しい?とお子さんに聞いてみてください。何度も何度も聞いてみてください。
それが原点です。
2007/08/01(水) 02:49:43 | URL | edit
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