2007/11/02 (Fri) 03:16

教え

私はクマキッズに言う。
『勉強は自分の為だけにするのではない。それではあまりに寂しすぎる。人の世に出て、役に立つ人物になれ。』と。
しかし、それは何も慈善家になれということではない。
人の役に立つ職に就き、当然の結果として報酬を受け取ればいい。
ただ、その根拠が強欲であってはならぬと教えている。

受験はこういう一種の“哲学”みたいなものを学ぶには絶好の機会となる。
クマ塾の日記に書いたことだが、学びは人を凛とさせると思っている。
そして知識を得て人は視野を広げるのだが、知恵を会得すると腰が低くなるとも思っている。

勉強すれば色んなことに出会う。
色んな人のことを疑似体験できる。
これで視野が広くならねば嘘である。
そういう意味で、何でも良いから問題を片っ端から解いていけ!式の勉強はだめなのである。
いくらいいものに出会っても、たくさん解かねばならぬ問題の一つとしか受け取れないのである。これが量をこなすことで学びが雑になる典型である。

いや、処理能力の速い子はこれでもいいかもしれぬ。
が、ゆっくり君やのんびりさんには少々無理がある。

一段ずつ登ってゆけばいい。
多くすることより、深くすることを目指して欲しい。
時に脇道にそれてそちらへ寄り道してもいいではないか。
いや、そんな子の方が大きく成長するものだ。

余計な負担の少ない学校に進学し、心身共に鍛え
年輪を重ねて成長してほしい。
今日訪ねて来てくれた元クマキッドと話ながら、この子は実に色んなものを教室に置いていってくれたものだと感謝した。

彼らの学年は私から見て理想的な受験学年であったと確信している。
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