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2008/01/12 (Sat) 03:30

音楽夜話 ~顔の見えない歌手~

Till There Was You という曲がある。ビートルズがカバーしている。
これをやってみたくなって、お稽古を始めた。
正直、私はジョージハリスンというギタリストを舐めきっていた。
耳にタコどころか、軟骨ができるくらい彼らの音を聴き続けてきたのに、
彼の上手さとその誠実な姿勢をどこかで認めようとしていなかった。

実際に譜面に触れてみると、大して難しいコードはなかった。
でも、一本のバーであちこちに飛ばされるのと、
コードチェンジのタイミングが今一つ上手く掴めなくて苦労した。

ふとコツを掴んだ時に、you tubeでその曲のライブを見た。
オリジナルは生ギターっぽい音であったが、そのTVライブでは彼らの初期のトレードマークであるグレッチギターを使っていた。
彼のはホローボディーというやつで確か小豆色、いやマルーンって言うのか、そんな色だったはずだ。
もしかしたらカントリーなんとかというモデルかもしれない。

さて、その弾きっぷりをみて、初めて上手いなぁと思ったのだ。
それ以来、改めて彼らの“音付きの絵”をいくつも見てみた。
ジョージのギターには派手さこそないが、しっかりと音を刻み、裏方に周ったり、間奏では表に立ったり、時にはポールの無理な注文に応えながら、彼は自らの力量を上げていった。

かのフランク・シナトラが、『something は絶対にポール作だと思っていた。』と言ったという。それほどに彼は努力を重ね、力を付けていた。
後にはメンバーの精神的支柱とも言われるようになっていった。

ギタリストを挙げろと言われたら、私らの世代は、“あの3人”だ。
ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、そしてエリック・クラプトンだ。
勿論その3人に比べたらジョージは見劣りするが、よくよく考えてみたら自分が40年以上はまったまま抜けないで聴いている音だ。その彩をなす彼のプレイを見落とすとは何をしていたんだろうと思ったのである。
今からお稽古して、ロールオーバーベートーベンが弾けるようになるだろうか?
勿論、生ギターでだ。

イギリス王立劇場での彼らのライブは非常に面白い。
女王様を前にして、ジョンがこう言った。
『次の曲は皆さんに手伝って欲しいんです。安い席のお客さんは拍手をお願いします。
“それ以外の席”の方は宝石をジャラジャラ鳴らしてください。』と前説して、貴族のお歴々を前に“ツイスト&シャウト”を演奏したのである。
勿論、ジョージは膝をやや折って、控えめにリードを取っている。
何度も感心したり、じーんとしたりする彼らの姿である。
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