2008/03/05 (Wed) 02:33

一億総白痴化

恐妻、一億総白痴化、口コミ、太陽族という言葉は造語である。
昭和の評論家、大宅壮一氏が造語した言葉だ。
曰く、「テレビというメディアは非常に低俗な物であり、テレビばかり見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまう。」
1970年に氏は他界なさっているが、存命なら今の日本人を見てなんと造語なさったことだろう。

ちょっと昔、あるガイジンが電車に乗ったとき、車中の多くの人が夢中になってケータイメールを打っている姿を見て、“ニホンジンは指先でコミュニケーションするのか!?”と言ったという。

今、その“指先端末”はさらに進化を遂げ、かく言う私などももはやケータイがなければ死にこそせぬが、かなり不便であることに違いない。

まして、中高生などはこれがなければ“死活問題”かもしれない。

クマ塾では一斉休憩を取る。
今日の中高生の時間帯で、“ほな休憩しよか!”と言った途端、
ポケットからサッとケータイを出しフラップを開け、メールチェック。
さらに、白いイヤホンを出して耳に突っ込む派もいる。
そして、一段落付くと、アニメの話に興じ始める子もいる。

この子達はみな受験を通り越えてきている。
そういう意味では、また次の受験態勢に入ることはきっと可能であろうとは推測できる。
しかし、昔のように私のそばに参集し、この数日間の報告をしてくれる子が激減した。

思春期の子ども達の口は重い。
しかし、友達同士でケータイがらみの事や、アニメ、音楽などの共通の話題になると口が軽くなる。

そういう姿は実に排他的である。
今はそれでいいかもしれない。
しかし、このままで、ずっとこのままでいいのだろうか。

あり得ない想像であるが、国を滅ぼしてやろうとケータイを発明した奴がいるなら、その陰謀はまんまと成功を収めた。実に強かで、ウイルスのように感染力が強い病気だ。
ケータイ依存症…。これにはワクチンはない。
禁断症状がなくなるまで取り上げるしか能がない。

子どもともめるのが嫌で甘くなっているのではないか…残念ながら自戒もこめてそれが現状かと思い定めている。
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