2009/02/26 (Thu) 03:10

写真

ちょっとカメラのことが解れば、人間の目というものが如何に優れているかを思い知ることになる。

カメラの進歩は、そういう意味で言えば、人体への挑戦である。
決して、同じになれることはないがちょっとでも近付きたいという切なる思いが進歩の源なのかもしれない。

私達はどんな照明の下でもちゃんと元来の色を見分けることができる。
しかし、これがカメラではなかなかできない芸当である。
勿論、自然光が最も与しやすいのだが、蛍光灯、白色灯など実に人間が作り出したが多種多様の灯りが故にカメラは当惑する。
“色かぶりという一種のミス”を起こすのである。

逆に、人間の目では絶対に見えないものがある。
それは瞬間である。
文字通り、瞬く間の物体の動きをカメラは平然と捉える。
“肉眼”では決して見ることのできない時間をスライスにして、切り取って見せてくれるのである。

ここがカメラの良さであり、同時に怖さでもある。
心に秘めた想いがシャッターの一コマに物の見事に再現されてしまうことも少なくない。
だから写真が面白い。

そして、取ってすぐに見られるデジカメはそういう意味では病みつきになるオモチャである。

どこかで読んだ話だが…。
料理の写真を撮る。撮った後の料理は、どこか美味しさに欠けるというのである。
これに似た話を他でも聞いたことがある。

写真を撮ったら、魂を抜かれる…と、同じ迷信なのだろうか。
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